扇面に蓮の花
またまたお久しぶりでございます。
夏休みの宿題を冬休みにやっている気分ですが(^_^;)、今年の下半期をダイジェストでご紹介。
間も空いちゃったしもういいかな、とも思ったんですが後で探すのが面倒なので自分の記録用に。
8月6日は例年通りにエギーデン教会平和式典で献茶
続いて朝茶
軸は上田宗源宗匠の「山水有清音」
香合は春日杉の扇面に安楽庵裂
この日もいいお天気でした
席入後の懐石
向付:烏賊と胡瓜、若布、紫蘇の土佐酢和
汁:冬瓜 落とし辛子
飯:一文字
煮物椀:素麺 海老 オクラ
強肴:法蓮草と椎茸、人参の黒胡麻和
香の物:ナスの味噌漬 大根、胡瓜の麹漬
確か焼物と取肴があったのだけれども。。。覚えていない(>_<)
写真を撮っておけばよかったなあ。
お酒は広島の草津にある小泉酒造の大吟醸
主菓子の葛焼
水指は久しぶりにガラス 出すのが重いから
濃茶から薄茶へ直点
干菓子は艶干し錦玉の青楓と押し物の金魚
もちろん本物とは程遠い仕上がり。(当たり前)
工芸菓子といえば私の中では「=
choppeさん」なのですが絹屋さんの盆景菓子はまたchoppeさんとは違う独自の世界観があり、とても好きなお菓子屋さんです。
盆景菓子には生菓子と同じように具象的・抽象的な表現があり、そして「和菓子的解釈」が凝縮されているのも魅力で、私はそれらを眺めながらため息をつくばかり。日本人に生まれてよかった、と思う瞬間です。
絹屋さんは写真もとてもお上手で、芸術的センスのある方は多方面でそのことがうかがえますね。
茶室に戻り、拝見
今年はお茶室のある公園で夏祭りがありました
ここ数年で日本の催しにはコスプレ愛好家が集合することがすっかり定着した模様
お祭りの添釜で野点
お天気が良かったので大盛況です
今年は茶室寄贈30周年でもあったのでお菓子は浮島に鶴の雲平を添えました
息子君もお手伝い
娘も良く動いてくれましたよ
もうすっかり大人サイズ(かそれ以上)、可愛い色目ならお太鼓をしても違和感が無くなりました。子供の成長は早いですね。
そしてそういえば今年は久々に
5月と9月で
茶杓削りをしたんでした
皆さん真剣そのもの、あっという間に時間が経ち
茶室の障子を取り外せるのは夏のお天気の良い日だけ、なので予定されていた日で無事に茶杓が削れたのでホッとしました
多分20年ぶりくらいに茶杓削りをしましたが、生徒さんの反応が思った以上に良くてちょっとびっくりしました。
日本でもドイツでもやはり「自分で作る」のは楽しいことなんですよね。
(じゃあなぜ今までやらなかったのか、というと「完全に忘れていたから」(^_^;)
最後にワタクシの茶杓削りの秘密兵器をご紹介
「切っただけのガラス片」なのです。
細かい削りの微調整に威力を発揮、ドイツ人も感激の削り心地です。
紙やすりよりも扱いやすいし過程が目に見えるのもポイントが高い理由の一つ。
さて今日は12月29日、今から餅をつく予定なのに残りの更新が果たして間に合うのか。
ちょっと微妙なところです。