祥風に高く飛ぶ
先週の土日は例年通りシュタットパーク内の洗心亭ではなく、市内にあるKubusで初釜を行いました。
この日の気温は3℃前後、やはり近代的な建物の中で暖かくお茶が出来るのは有り難いことですね。
今年は戌年
待合は餅花で
長さはいい感じでしたがちょっとスカスカ気味。。。
もうちょっと密な方が良かったな。
実は一か所結び柳にしているのですが高い位置にしすぎた為に誰も気付かず、私も自分で作っておいてコロッと忘れる始末。(-_-)
待合の汲み出しは紅花茶
このお茶は仲の良いお茶の先生から東北のお土産で頂いたものです。
梅昆布茶がベースでさっぱりと美味しく、ほんのりのピンク色。
軸は上田宗箇流当代の「祥風至」
花は紅椿にウィンタースノーボール
香合は紅白餅、敷袱紗は亀甲吉祥紋
今年も立礼席です
折敷は五色膾と鴨雑煮
テーブル席なので重箱は飾り置きにしました。
この他に鱒寿司等。
「初釜用に」と広島であるお店の日本酒ソムリエさんと相談して決めたのがこのお酒。燗で飲むために作られたお酒なのが特徴で、まろやかなのにキリッとした辛口です。
そういえばもうお一方、日本酒ソムリエに詳しいお茶の先生がいるんだった。彼女と作戦会議しても楽しいかも。(F先生よろしくお願いいたします)
主菓子は練り切り
銘は「初日の出」
練りきりが柔らかめなのでいろいろ歪に(^_^;)「水平で同じ高さ・大きさの綺麗な真ん丸」って難しい~~~
このお菓子、実は去年から作ろうと決めていたのです。そうしたら今年の京男さんの一月一日の記事 でほぼ同じお菓子が登場したのでちょっとビックリ。時期が時期なので重なることはあり得るんですがちょっと嬉しかったです。
中立の後は立礼台で濃茶、大福茶の薄茶へ
濃茶の後は交代で薄茶
上田流の大福茶は梅干し・黒豆・山椒入り
薄茶の干菓子はピスタチオのマジパンの毬と押し物の村雨
菓子器はオランダのデルフト
銘はセットで「初雪」(雪の中で犬が遊ぶイメージ)だったんですが、村雨にオーガニックのバニラシュガーを入れたら茶色になってしまい、「ビーチボールと砂浜で遊ぶ犬」な感じに。(^_^;)
もっと手毬麩みたいなデザインだったら和風に見えるんだろうな。私の腕じゃ無理無理。
立礼台のいいところは膝の悪い生徒さんでも点前が出来ることと
足が痺れないので気持ちに余裕が持てることですね
実は私、今年でドイツ3回目の(!)年女になりました
あっという間の3回目ですが、きっと次の年女も同じように感じるんだろうな。
ここ数年若い頃との体力的な違いは感じ始めていて、少しずつお茶への取り組みも変わっていくのかもしれませんが、とりあえず元気で楽しくお茶をしていけたら、と思います。