赤いちょうちょがひらひら
今年もやってきました雛茶会
去年はインフルエンザでダウンしていたので二年ぶりの開催です。
子供参加のお茶会ではいつも、いろんな子供たちの着物を揃えているとその小ささに驚いたり、上げをしたり下ろしたりする度、その子それぞれの成長振りがとても感慨深かったりします。
お天気の方は前半は良かったのですが後半は荒れ模様でイマイチ、だけど合間を縫って何とか外へ
子供って本当に素直・・・後姿にも「わーいわーい」が見えます
しかし男の子って地味だわ(笑)
そして席入
子供のお茶会はまずお薄から
娘が前半の点前をして息子が半東
娘には
前回日本で着せた、黒の束ね熨斗の振袖
前回「これで最初で最後だねえ」とおしまいだったはずですが、実家の母親が「でももう一回ぐらい着せてみて」と送ってきたので再トライ。何とか入りましたが本当にこれで「グランドフィナーレ」です。ぱっつんぱっつん~。
主菓子はういろうを重ねた「雛の袖」
子供たちには銘々皿でしたが大人バージョンでは縁高
お薄が一巡し終わったらお点前さんチェンジ
・・・と、ここでお干菓子登場
干菓子は貝の落雁(プレーンの白と水色・胡麻・シナモン)と苺のマシュマロを花形で抜いたものです
お抹茶が飲めない子は一人もいなくて、やっぱり日本人ですねえ~
はじめての釣り釜にオロオロの息子、半東さんの指導付き
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お薄が終わったら点心に入りました
折敷は芥藍菜(カイランナ)とミスハマグリの辛子酢味噌和え、鯛の道明寺桜蒸。他に菱押寿司、蓬麩と海老、名残の蕪の炊き合わせ
ゆっくりお酒と楽しめるのは、やっぱり大人の方のお茶会ですね
大人の茶会では後半に桃と貝母が入り
お道具の拝見もゆったりと
薄器は貝の蒔絵の入った棗、茶杓は上田流当代の「花霞」でした
(Fさんありがとうございます。お初で使いました~)
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お茶会が終わって、完全「普段モード」全開の子供たち
何を騒いでいるのかと思ったら
携帯のゲームでした(時代やねえ・・・)
小さい時に着物を着たこと、お茶室でお茶を飲んだこと、ずっと覚えていて欲しいなあ・・・ 着物やお茶のお道具、お人形や自分だって、いつかはなくなってしまうのかもしれない。でもそれらの「記憶」はいつまでも残って欲しい、そんなことをなんとなく思った今回のお茶会でした。
来年は日本人の子供だけでなくドイツ人の子供たちも参加予定なので、どんな風になるのか今から楽しみにしています。うーん、どんなお菓子と点心にしようかな?
****本日のおまけ映像****
いつの間にかこんな格好をしていた息子君。
そうか、男着物は「懐手」ができるんだなあ。
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