4歳児、袴&茶会デビュー
ハノーファーでは4月の終わりの日曜日、毎年「桜祭り」が催されています。
これは広島市とハノーファー市とが姉妹都市提携している縁からで、会場は「Hiroshima-Gedenkhain」広島記念樹の林で行われ、広島や日本にちなむイベントがいくつか同時に行われていて、私も野点席を担当させて頂いています。
広島から寄贈された100本の桜の木が植わっています。
日本の桜でなく、ドイツの白い品種なのがちと残念。。。
ソメイヨシノは高かったのかしら?
お天気だったので、たくさんの人が集まりました
会場セッティングはこんな感じで。左の幕がああらら、下がっちゃいました。
本当は茣蓙と緋毛氈を敷き、竹を組んで釣り釜と旅箪笥・・・なんてのが理想ですが、この地面がかな~りでこぼこしているのでどうにか工夫をしないと簡単には実現しそうにありません。加えてたくさんのお客さんに上から見下ろされるのは余り好きでないので、そうすると舞台をつくらなきゃならないし、まあもうちょっと子供が大きくなったら検討してみたいなあと考えています。
ちなみに立礼台はある他流の先生から頂いたものを、上田流に改造したもの。いえ、上田流にもあるんですよ・・・立礼台。
ものすごく重いのが。お点前はそっちの方がしやすいんですが、うちのは大人の男の人が一人で運べないほど重い。お茶碗より重いものを持ったことが無い(嘘)か弱い女子には向いていないので組み立て改造式のこちらのをドイツに持ってきています。
さてお茶会スタートです
まずは12歳のAちゃんのお点前(お盆)、娘は初の半東さん
たくさんの人、人、人ですがさすがドイツ育ち、子供達は平然とお茶をしています。
Aちゃんのお点前はもうきちんとしていているので、安心安心
これからも楽しみな生徒さんです
最初のお点前が終わったら点出しスタート、
お辞儀くん茶会デビューです。
ドイツでこういうお茶会をする場合今のところまずお点前でお客さん二人にお茶を飲んでもらい、お点前が終わってからお茶とお菓子を出すようにしています。お点前中にいろいろと説明をするので、ちゃんとお手前を見て後でお菓子とお茶、というのはお客さんもゆっくり出来ていいんじゃないかと思っています。
お菓子を出して
お茶を出す
しかし後ろからついていかないとやはり4歳児、後ろから「リモート」じゃなくて「直接」コントロールしないととんでもないところに持って行っちゃったりします。(笑)
飽きるのも早し。。。(ふ)
洗える着物と袴だからこそ心穏やかに見ていられるこの風景ですねえ~。
最後に娘がお点前、Aちゃんに半東さんをしてもらいました
もちろん写真ではわかりませんが、娘は練習不足がたたったらしくかなり自己流になってました。(ふ)やっぱりこういう行事の前は他の予定を入れたらあかんなあ。。。母さん、反省。Aちゃんサブ、ありがとう。
お茶会終了と共にお菓子も綺麗に無くなり、何よりもお天気で桜も満開の文句なしのお茶会でした。皆さん本当に良くお手伝いいただきました。
ありがとうございました。
・・・また来年もよろしくお願いいたします。(笑)
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