「おせいさん」ファンです
もう20年来、田辺聖子さんの本を愛読しています。
久しぶりにエッセイ集、「乗り換えの多い旅」を読みました。
この本の中では人生を「乗り換えの多い旅」としています。
少し抜粋してみると:
あるとき不調を感じ、
(こんなハズではなかったのに・・・)と思ってしまう。
そして自分自身への過信から
(ナニ、すぐに元通りになるハズ。これは一時的な不調のハズ)と思って、そのまま従来のパターンを押し通そうとする。
その時人生の駅員(それが神であるか超越者であるか仏であるか私は知らないが)がそれとなく連呼して自覚をも促してくれているのである。
「乗り換え、乗り換え、--お乗換えお願いしまあす」
そうか、ここで乗り換えしなきゃならぬのだ。いつまでもこの線でいいと思っていたのは、誤りであった、ここから別の支線(それがあるいは本線か幹線かもしれぬが)に乗り換えて生きていかなければならないのだ。
人は慌てて荷物をまとめ、発車間際の電車から飛び降りるのである。
そうやって、乗り換え乗り換えして乗り継ぎしつつ、終点までやっていくのが、人間の一生かもしれない。
乗り換えるのはいろいろなものに置き換えられます。
若さ、美貌、才気、健康、財産、地位、パートナーや子供への愛情、人間関係、、、
何度読んでも素直に「うん、うん。」とうなずいてしまいます。

いろんな壁にぶつかった時、私にとって彼女の本はいろいろな面で優しく包み込んでくれる大きな力を持っているのでした。
さ、明日から頑張るぞ。