荷葉団団として
8月の終わり、少し遅くなってしまいましたが朝茶のお稽古をしました。
お盆を過ぎてからドイツはめっきり涼しくなって、朝は肌寒いくらいなので朝9時スタートです。当日はバケツをひっくり返したような大雨が降り、皆さんお茶室にたどり着くまでに大変でしたが何とか決行。
床は岡山曹源寺の原田正道老師の「荷葉団団団似鏡」
香合は高盛絵の葦
「荷葉団団団似鏡」
荷葉(蓮の葉)はまるまるとして鏡の様に円い、という意味。
「菱角尖尖尖似錐」
菱の葉は鋭く尖っていて錐の様に鋭い、と言う句が続きます。
しかし団扇掛を忘れ。。。団扇が斜めに。(>_<)
次は必ず~
懐石は軽め
向付:蛸と胡瓜の土佐酢和
汁:焼豆腐 落とし辛子
飯:一文字
お酒は山梨銘醸の七賢
スラリとして美味しいお酒でした。
杯はちょっと遊んで吹き墨の猪口のいろいろ
金魚や瓢箪、森林などがありましたがやっぱり金魚が一番人気。
煮物椀:鯛素麺(ヨーロッパへブダイ)
素麺をそろえて茹でたら綺麗なんだろうなと思いつつ。。。(毎回そう思う)
焼物:だし巻き卵 大根おろしと辛子明太子添え
八寸:オクラ 海老
強肴:隠元豆と玉蜀黍の胡麻和え
漬物:胡瓜 大根
主菓子は青栗
もうドイツではあちこちで青イガを見かけたのだけど、さすがにちょっと早かったかな。夏でも秋でもないこの時期、難しいです。
こうして見返すとやっぱり主菓子は抽象的なものの方がいいですね。
(一応)朝茶なので直点
この夏持ち帰った汲み桶が嬉しい
茶入は膳所、仕覆は雨龍間道
濃茶が終わると続いて干菓子と薄茶器を持ち出します。
干菓子は雲平の朝顔と落雁の水
名残りの朝顔、かな。
朝顔の葉っぱを付けるか否かグズグズ迷って結局付けることに。
帯止めにピッタリな大きさで女子大人気。
水はぼかしか大徳寺納豆を入れたらもうちょっと変化があったかも。
むーん。
あーんな凄い工芸菓子の記事を書いた後で自作の菓子を載せるのは少々気が引けますが(^_^;)、まあこれはこれで。
レベルが違いすぎて異次元の世界ですから。(笑)
8月はお休みの人が多いけど、なんとかお稽古出来て良かった
また来年、です。