ゆっくりと春へ
ここのところずっと5℃前後の気温が続くドイツ、分厚く張っていた公園の池の氷もようやく溶けだしてきています。
お天気になれば一気に溶けてしまうのでしょうが、ここのところずっと天気が悪いのでなんだか氷も「どうしよう~」と迷っている感じ
お茶室の周りもまだまだ一見地味な感じですが
地表10センチの世界ではもうこんなに賑やかな光景が始まっています
可愛い釣り鐘のSchneeglöckchen/スノードロップ
花言葉は「希望、慰め、逆境のなかの希望、恋の最初のまなざし」
長い冬を経て、溶け始めた雪の中から最初に顔を出すこの花はやはり「希望」という言葉がピッタリですね。色の少ないこの時期の風景の中で、雪の様な純白と鮮やかな緑が本当に嬉しい。
大きめなのを茶室に持ち帰り、青磁の花入に
軸は上田流当代「一花開天下春」
暖かいお茶室ではああっという間に開ききってしまい
・・・これじゃスノードロップに見えないような・・・
それにしてもやっぱり茶室の中の白い花はいいですね。
陽の光も春めいてきたのであまり寒々しく感じないし。
日本は今頃梅の花が盛りなのでしょうね。
先日知人の家にある大きな満開の紅の枝垂れ梅(結婚記念樹だそうです。素敵~)の写真をSNSで見て、なんとなく里心がついてしまいました。
日本の梅に思いをはせつつ梅のお菓子
炒り豆入りの落雁です。
節分の時にお多福の型で作りましたが、「顔にシミがあるみたいでちょっと…」とのコメントが。(^_^;) なのでその後は梅の型で。
黄な粉でなく砕いた豆が入っているので食感が結構楽しい。
次に二月に日本に帰れるのはいったいいつになるのかなあ。
梅の香りが恋しいです。