子育ては風の中
先週の週末はPfingsten/聖霊降臨祭のお休みを利用して2泊3日で北海の島、
Helgoland/ヘルゴランド島に家族旅行をしてきました。
旅行の前日までは夏かと思うほどいいお天気だったのに、旅行日程中は気温も下がりおまけに雨の予報。しかし海側の天気は変わりやすく、一日中雨ということはまず無いので気を取り直して出発。
ハノーファーから港のあるコックスハーフェンまでは車で2時間半、港に車を駐車して(ヘルゴランド島は車・自転車禁止)さらに船に乗って2時間半の移動です。
しかしこの日の天気は大荒れ
小さい船が次々欠航する中、私達の船は比較的大型船だったのでそのまま出航したのですが、上に下にとまあ揺れること揺れること。デッキに出ていても波しぶきがかかり、最初はそれも楽しくてキャッキャ騒いでいた子供や大人もだんだん無口になってうずくまるという。。。私も人生初船酔い体験。(^_^;)
そしてやっとの思いでたどり着く
向こうに見えるのはDüne/デューネと呼ばれる砂地の小さな島
アザラシの生息地・観察スポットとしても有名です。
島の上台地部、Oberlandへ(港や街がある下部はUnterland)
子供達はあっという間に向こう側へ
岩盤の崖に沿って進む
するとだんだん見えてきました
岸壁にへばりつくように
海鳥の群れが巣を作っているのです
Nokia君ではこれが限界~。
今回「カメラを持ってきたのにメモリースティックを入れ忘れる」というアホなことをしてしまい。。。写真は最近少々ガタが来ている携帯Nokia君がメイン。時々オットのカメラの写真が入ります。
で、オットのカメラのズームで見るとこーんな
最初白と黒と二種類の鳥がいると思ったんですが
しばらくして黒い小さい鳥は白い鳥の雛だということに気が付きました
本当に信じられないような傾斜(おまけにむちゃくちゃ風が強い)に一生懸命雛たちがしがみついている感じ。そして親が来るのをじっと待っています。
子供達:「一度でも落ちたら死んじゃうね~」
私:「そうだね~」
ガンバレ!!
岬の先端では至近距離で観察することも出来ます
この鳥はBasstölpe/シロカツオドリ
Lange Anna
こんなにのどかな風景ですが、この島は第二次世界大戦でドイツのUボートの給油避難基地だったこともあり、当時は
徹底的に破壊されたそうです。
浜辺で遊んでいて
石に混じってコンクリートやレンガの塊がやけに多いのに納得
一日はDüneへ
船を下りてしばらくすると
あっさりハイイロアザラシの群れを発見
30メートル以上近づいたら駄目らしい
お天気も大体晴れてくれたし、予想以上に楽しめたHelgolandでした。
小さい子供向けの遊び場もたくさんあるし、夏は海水浴場もあるのでさぞ賑わうのでしょうね。
普通に泳いでいても時折アザラシが近づいてくることもあるらしく、ダイバースポットにもなっている様子でした。なるほどねえ。
地味な映像が続いたので最後にこれをどうぞ
Helgoländer Knieper、ヘルゴランド名物のカニの爪。
私たちが行ったレストランは残念ながら売り切れ。(基本要予約)
お隣のお客さんが食べているのを撮らせてもらいました。
うーん、残念。
この島はドイツの有名観光地な割にはレストランなど、全体的にあまり高くなかったのが意外でした。子連れには嬉しいですね。
また来るなら夏のシーズンかもしれないけど、その頃に子供たちが果たして親と一緒に来てくれるかは・・・極めてビミョーです。
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