小さなお茶人
昨日の日曜日は少し肌寒かったもののなんとかお日様が顔を出すお天気となり、ハノーファーでは予定通り桜祭りが行われました。去年の桜祭りでは花の盛りを過ぎすぎていた反省もあって、今年の桜祭りは一週間早めに開催を計画していたのですが・・・
会場はだいぶ風通しが良く (苦笑)
桜の木はようやく蕾が膨らみ始めていた様子でした
泣く子とお天気にはかないません~。
ま、こういう年もあるかなあ。
しかし今回はそんな感傷も吹っ飛ぶ「お茶人生最大のピンチ」が!!
お祭りは14時スタート、10時半には会場に道具類を搬入してセッティングする予定だったのですが、道具類を積み込んだ自分の車が
会場に到着した途端に壊れる、というまさかの事態に。(涙)
会場に到着して車を降り、「さあ始めるか」と思っていた矢先、通りがかりの人に「あなたの車、絶対もう動かしたらダメですよ!」と声を掛けられる。「?」となっている私に彼が「下を御覧なさい」と指差す方向を見ると・・・車の下からボタボタとディーゼルが漏れて流れていたのでした。
その瞬間、私の頭の中は真っ白。
出かけていた夫を電話でなんとか捕まえ、ADAC(日本のジャフみたいなの)を呼び、警察と消防車もやってきて事情聴取、車を牽引して行ってしまった後に残されたのは茶道具と茶会開始までのあと2時間。
とりあえず茶会は時間をずらして決行することにして、大急ぎで準備をしてタクシーで家に引き返し、着物を着て会場に戻ったのは茶会開始の5分前。ありがたいことに、その時にはすべてのセッティングが終わっていました。この日にお手伝いいただいた生徒さんには本当に、ひたすら感謝あるのみです。
時間的にタイトになっていたので点出しは無しに。
デモンストレーションのみを行いました。
軸は上田流当代の「一花開天下春」
花は桜と貝母
息子、お点前デビュー
息子のウロコ紋の着物は去年、日本でお茶会のお手伝いの時にネットで購入したもの。長襦袢と着物と羽織と履物、巾着袋もついてお値段なんと5千円。妙なところに紐が付いていたので取り除き、付属の兵児帯では服紗が差し込めないので茶色の角帯を締めています。紺でも良かったかな。
うー、今年こそは今年こそはちゃんと着物と袴を作ってやらねば。。。
娘のお友達も遊びに来てくれました
お菓子はういろうの花見団子
ピンクの着色料を切らしてしまったので、ラズベリーの果汁で色をつけています。少し紫がかったピンクになりました。
一つの玉が13g、1本で39gだったんですが、ちょっとお薄には大きすぎたかも。
中に餡が仕込んであればまた違ったのかもしれません。
見た目のバランスとお茶会でのバランスは違いますね。
でもいつか
こんな可愛いお花見のお菓子も作ってみたいな。
青竹の串もいいなあ~。
さて、この大量のお団子(70本もある)はというと・・・
水屋でしっかり消費 (笑)
この後片づけをしてお道具は友人の車に手分けして積み込んでもらい、仕事先から貰った大吟醸の日本酒で皆で「お疲れ様」の乾杯、お開きとなりました。
今回お茶会自体はキャンセルにならなかったのでとりあえずほっとしました。が、こういう「予期せぬ事態」が発生すると、いろんな自分の「ダメな部分」がいっぺんに露呈してしまって、もう反省しきりです。(今日も1時間、しっかりダンナから説教。堪忍袋の緒が切れたらしい。でも親身になって叱ってくれる存在は、この歳になったらありがたいことだと思います。はい。)
40代の自己改造、出来るんでしょうか?
いや、しないといけないんでしょうね、オトナなら。
次回、頑張ります。
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