ある冬の日に
日本の母から小包が届きました。毎度のことながら子供達は大興奮で、じゃんけんで勝ったほうがハサミで紐を切り中をあけると・・・
子供用の着物が入っていました!!わ~い、やったーー!!!
早速お稽古の時、お茶室で着せてみる。
ついでに髪もねじって適当夜会巻き簡単バージョン。(ま、お稽古だし)
おお、
格好だけ結構様になってる!? まさに「着物マジック」!
娘の身長は130センチ、この大きさだと七五三あたりの既製品着物が限界です。お稽古用の洗える着物を実家の母に探してもらっていてなかなか見つからなかったのですが、去年大人用だけどかわいい柄のものをようやく見つけて十三参りサイズに直し、さらに揚げをしてもらって届いたのがこの着物です。
半幅帯で変り結び風に結んでみました。あ~、やっぱり紅型はかわいいなあ~。
女の子がいるとなんだかんだ言っても「着せる楽しみ」があってやっぱり嬉しい。
ヌールさん、いかがでしょう?
ちなみに私は子供の浴衣以外に今まで自分で着物を選んで買ったことがありません。「家にそこそこのものはあるから」というのもまあその一つなんですが、「母の審美眼には絶対にかなわない」というのも大きな理由の一つ。
母の若い頃は祖父が全盛期だった頃で(遠い目)、18歳の頃にはもう広島から京都に着物を誂えに一人で行っていた程着物歴は長く、そういう「絶対的な着物ご意見番」が身近にいることは本当に幸せなことなのだと思います。
さて、子供ドテラを着てマフラー帯の次客さんが両手で「お手」してます。
自分がお稽古して~、自分がお菓子食べて~、自分がお茶飲んだらもう「私の用は済んだのよ、おしまい!」らしい。もうちょっと静かにしててよ~~。
ほんと、お願い。頼みます。
一方今回は突然踊りだし、同じくちっともじっとしてない
お辞儀くん。(泣)
ちなみに下は普通のトレーナーとズボンはいてます。
子供のお稽古事は「将来のため」とか「物事を習得する忍耐力をつける」とかいろいろ言いますが、はっきりいって「
親の忍耐力をつけるため」と言い換えた方が正しいと思います。(ピアノの練習しかり)勘弁してくれー。
なぜ弟は浴衣なのかというと、おニュー着物は「
完全拒否」されたから。(号泣)
しつこく「どうして着ないの?かっこいいよ~。ほらここに鷹がいるじゃない、鳥さん好きよね?ここもこんな模様があるよ。いいねえ~。」と、
デパートの店員のごとく薦めましたがダメでした。。。うう。
しかし「今着なかったら何時着る?」すぐに着れなくなってしまうのが子供の着物のサダメ。もうちょっとしたら又しつこくトライしたいと思います。
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